お昼寝布団を「個人所有」から「保育園所有」へ
お昼寝布団のあり方を変えたいと思います。
山形県酒田市 若宮保育園 様
新入園児の入園式をとても素敵な手作りの看板でお迎えした、睡眠屋の地元になります山形県酒田市にある若宮保育園。
スタッフ皆様のチームワークが良く、とても温かい雰囲気の保育園です。
2024年からこちらの保育園では、お昼寝時間が少し特別なものになりました。
保護者の金銭的負担を軽減し、また、環境にも配慮した新しいお昼寝布団が導入されたのです。
保育園の新しい取り組み
新しく就任されたとても若い園長先生は、できるだけ保護者の負担を減らしたいと、保育園がお昼寝布団を用意するシステムに変更することを決意します。
また、子どもたちの成長に合わせて、クラスごとに異なるサイズの布団を準備し、より快適なお昼寝時間を確保する事ができるよう細かな配慮もお持ちでした。
環境への配慮と品質の追求
今回の取り組みは、ただ快適な布団を提供するだけではなく、使用される素材にもこだわりがあります。
特にこのプロジェクトでは、環境に優しいリサイクル綿を主材料として採用。
卒園生が使用していた古いお昼寝布団を回収し、それを新たな布団の材料に再利用することで、資源の無駄を減らすと同時に環境への影響も考慮しています。
<不要になったお昼寝布団>
さらに、お昼寝布団の耐久性を重視するため、回収したお昼寝布団の品質を調べ適切な素材の原料を追加し新たに製綿します。
また、中綿を通常よりも多くすることで、長期間にわたり品質を保つことが可能になります。
この工夫により、毎日の使用にも耐えうる強度を確保し、何年にもわたって使用することができます。
<増量タイプ(左)とのボリューム比較>
共創のプロセス
実は今回の専用お昼寝布団の作製期間はとてもタイトで、新年度からの使用に間に合うのか不安な部分がありました。
それでも無事に納品できたのは、保育園側との間で行われた密接なコミュニケーションが鍵を握ったように思います。
保育園側も要望を細かくお聞かせくださり、園児たちの安全と快適性を最優先に考慮しながら、最適なお昼寝布団を設計しました。
あ、そうそう。
そんな過程の中でも既成の概念にとらわれず、新しいアイデアを形にすることが可能となったアイテムがこちらです。
お昼寝布団では珍しい上部と下部にポケットがついた「カンガルーシーツ」。
カバータイプより脱着が楽にでき、お洗濯もカンタンです。
保育園からのご感想
完成したお昼寝布団に対して、若宮保育園からは大変喜びの声が届いています。
園長からは「新しい布団が導入されてから、子どもたちがより心地よく、安心して昼寝時間を過ごしているのを感じます。家庭と保育園の負担が軽減され、皆でこの新しい取り組みを全面的にサポートしていきたい」とのコメントをいただきました。
まとめ
お昼寝布団を個人所有する場合、年長さんになっても使用できるよう、大きくなった身長に合わせて準備するケースがほとんどです。
保育園所有にすることのメリットは、クラスに合わせたサイズを準備できることにあり、年齢に関係なく快適に使用することができます。
また、今回は卒園児が不要になったお昼寝ふとんを有効活用した点は大きなポイントで、資源だけでなく思いが世代を超えてつながる特別な瞬間でもあったと思います。
当店では、保育園と共に持続可能な未来を築くために「リサイクルコットンプロジェクト」を立ち上げ、様々な取り組みを展開しております。
この取り組みは全国対応が可能ですので、関心のある企業様は是非お気軽に当店までお問合せください。