打ち直しで再び快適な寝心地の綿布団1組へ
2025年 神奈川県 N様
納品事例 #017
こんにちは、睡眠屋スタッフの金内です。
今回は、シングルサイズの掛け布団と敷き布団1組を打ち直しした事例をご紹介します。
お預かりした布団は、生地が破れていたり、ヨレていたりして、そのままでは快適に使えない状態でした。しかし、打ち直しで、新しくふっくらとした綿布団に生まれ変わりました。詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
お預かりした綿布団について
敷布団の状態
今回お預かりした敷布団は、シングルサイズでした。
生地が破れていたり、中綿がヨレていたりして、一見再利用ができなさそうにに見える綿布団。しかし、中綿を確認してみると、おそらく綿100%で、パサつきも少なく非常によく打ち直しは十分可能な綿でした。
中綿が綿100%と考えられる理由のひとつは、綿に絡まっている「殻」の量です。下にある写真を見てみると、綿の所々に黒い点々がたくさん確認できます。この黒点の正体が「綿の殻」。これだけの量が見られるということは、化学繊維などを含まない綿100%の綿である可能性が高いと考えられるのです。
打ち直し前の写真(敷布団)



掛布団の状態
この掛布団は、ファスナー付きのカバー内に直接中綿が収められた仕様でした。私はこのタイプの掛布団を初めて目にしました。内部には「とじ」が施されておらず、その影響で中綿が偏ったり、繊維がちぎれている状態でした。(「とじ」が元々なかったのか、後から切れてしまったのかは不明)
掛布団の中綿には化学繊維が含まれており、敷布団の中綿とは異なる質感でした。
一般的に掛布団の中綿には、綿に一定割合の化学繊維を混ぜたものが使用されます。今回の掛布団もその例に該当します。化学繊維を配合する主な理由は、重量を軽減しつつ、適度なボリュームを持たせるためです。
掛布団は直接身体にかけるため、過度に重いと負担が大きくなります。そのため、化学繊維を混合することで軽量化を図りながら、ふっくらとした仕上がりを実現できます。
打ち直し前の写真(掛布団)



今回の打ち直しの特徴
打ち直しは中綿の状態が大事
「生地の汚れがひどいから…」「見た目がボロボロだから…」
そんな理由で、打ち直しが出来ないのでは?と思っていませんか。
打ち直しは「中綿」を再利用するもの。お布団の見た目が傷んでいても、中綿の質や状態が良ければ、新品同様に生まれ変わります。
今回お預かりした綿布団も、かなり使い込まれていましたが、中綿はとても良好な状態でした。このように、見た目では使えなさそうな綿布団に見えても、中綿はまだまだ再利用できることが多くあるのです。
みなさんのご自宅にも、捨てるしかないと感じる綿布団があっても、中綿はまだまだ使えるものがあるかもしれません。捨ててしまうのではなく、ぜひ打ち直しをして有効活用してみてはいかがでしょうか。
完成品は?
仕上がりについて
打ち直しによって、ふかふかの綿布団に生まれ変わりました。
生地は、掛布団と敷布団共にあわ梅柄の赤色で揃え、統一感のある綿布団になりました。
新しく生まれ変わった綿布団は、ふかふかで温かく以前よりも快適にお使いいただけることでしょう。
完成した綿布団の写真




打ち直しの内容と料金
ご注文の内容
・綿布団の掛敷1組から綿布団の掛敷1組へ打ち直し
【お預かり品】
・敷布団(シングル)1枚
・掛布団(シングル)1枚
【打ち直し】
・打ち直し前:敷布団1枚(約6.5㎏)
掛布団1枚(約3.5㎏)
+目減り分の足し綿(約1.5㎏)
・完成:約10.0㎏
【完成品】
・敷布団(100×200㎝)1枚
生地:あわうめ柄あか色
中綿:約6.5㎏
・掛布団(150×200cm)1枚
生地:あわうめ柄あか色/裏地
中綿:約3.5㎏
料金
敷布団¥12,100円(税込)
掛布団¥12,100円(税込)
合計¥24,200円(税込)
※価格改定前
まとめ
今回は、使い込んだ綿布団の打ち直しの納品事例でした。
ご自宅にも、まだ中綿が再利用できそうな綿布団はありませんか? そのまま眠らせておいたり、処分するのではなく、ぜひ打ち直しを検討してみてください。敷布団や掛布団を使う機会が少ない方は、ベッドパッドや座布団など、日常で活躍するアイテムに作り替えることも可能です。
せっかくの資源を無駄なく活かして、快適な暮らしを手に入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。
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この記事を書いた人

睡眠屋スタッフ
金内 海都(カナウチ カイト)
山形県酒田市生まれ。
2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団について絶賛勉強中。
趣味は昼寝、野球観戦、音楽鑑賞、などなど。
各SNSでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。