防ダニ綿から防ダニ加工綿へ
2024.12
みなさんこんにちは、睡眠屋スタッフの金内です。先日、保育園用お昼寝布団の中綿のひとつである「防ダニ綿」が「防ダニ加工綿」として名前を変え新たにスタートを切りました。今回のブログでは、今までの防ダニ綿からどのような進化がなされたのか詳細について紹介していきます。ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
目次
これまでの防ダニ綿
「防ダニ加工綿」を紹介する前に、これまでの「防ダニ綿」について少し説明していきます。
防ダニ綿は、防ダニ加工を施したポリエステル(以下、防ダニポリエステル)が100%の綿で、防ダニ性能が高く、ダニアレルギーをお持ちのお子様におすすめの綿でした。また、繊維が長くほこりがたちにくいため喘息に悩むお子様やほこりが苦手なお子様も安心してお使いいただける綿でした。
しかし、その一方でデメリットもありました。
ポリエステル素材は通気性や吸湿性が低く、汗をかくと蒸れやすいという性質があり、寝心地の良さを犠牲にしていました。
その結果、防ダニ性能には特化しているものの、天然素材に比べて寝心地が悪く、毎日のお昼寝の質を下げてしまう原因のひとつでした。
防ダニ加工綿へ
睡眠屋では、防ダニ綿のお昼寝布団を使用するお子様がさらに快適にお昼寝できる環境を提供するために、防ダニ綿の改良に取り組みました。
防ダニ綿の持つ優れた特徴を活かしつつ、現在の寝心地に関する問題を解決するにはどのような方法が良いのか、社内で話し合い意見を交わしました。
防ダニ綿の改良
通気性や吸湿性を向上させるためには、やはり天然素材である純綿を取り入れるべきではないかと考えました。しかし、寝心地を追求するあまり、防ダニ効果が損なわれてしまっては本末転倒です。
そこで、快適な寝心地を追求しながら防ダニ効果をしっかり維持するために、最適な素材の配合を検討しました。その結果、次のようなバランスにたどり着きました。
防ダニポリエステル70%:純綿30%
この配合は、防ダニ効果を維持しつつ、快適な寝心地を実現するための最適なバランスだと考えています。
また、この新しい配合に合わせて、綿の名前を「防ダニ加工綿」に変更することとしました。
「防ダニ加工綿」の特徴
・防ダニ綿と同様レベルの防ダニ性能。
・防ダニ綿に比べ、通気性、吸湿性などがアップし、より快適な寝心地を実現。
防ダニ綿と防ダニ加工綿の見た目を比較
防ダニ加工綿をよく見ると表面に斑点が少し見られます。
この正体は、純綿に含まれる「綿の殻」です。純綿をプラスしたことにより性能だけでなく見た目も少し変わりました。
純綿に含まれる殻についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをクリック。
→「生地から透けて見える斑点につきまして」
【防ダニ綿】
【防ダニ加工綿】
まとめ
今回の製品改良で防ダニ綿は「防ダニ加工綿」として生まれ変わり、新たにスタートを切りました。
「防ダニ性能はしっかりと保ちつつ、寝心地の良さを向上させたい!」
そんな思いから改良された防ダニ加工綿。睡眠屋は、これからも沢山のお子様の快適な眠りのお手伝いができれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。